飛行機で移動するとき、耳に閉塞感を感じ、耳が「ぼわーん」と音が聞こえにくくなったり、詰まった感じになる事があります。これ、そのまま放っておくと次第に痛くなります。
また、「つば」を飲んだり「あくび」をしたりして一旦治っても、すぐに再発してしまって、全然落ち着けない時ありますよね。
今回は私がいつも実践している、速効法をお教えいたします。
この記事の要点
なぜ耳のつまり(耳の閉塞感)が発生するのか?
飛行機搭乗時の耳の閉塞感(耳が詰まる感じの症状)は、航空性中耳炎と呼ばれる症状です。これは、耳の鼓膜の内側と外側の気圧のバランスが崩れ、鼓膜が気圧の低い側によってしまうことで耳の違和感・閉塞感を感じる現象です。
耳の違和感が出るのは、いつ、どのタイミングか?
機内の気圧変化の起こる時に症状が出やすくなります。気圧変化が置きやすいタイミングは上昇時と下降時です。
上昇時には耳の外側の気圧が下がります、下降時には耳の外側の気圧が上がり、内側の気圧が下がります。これらによって鼓膜が各々気圧の低いほうに引っ張られて寄り、違和感・閉塞感、場合によっては痛みを感じます。
どういう時に症状が出やすいか?
・風邪を引いていたりして鼻水が出ているときや、鼻詰まりを起こしている時になりやすいです。また、私は花粉症に縁が無いのですが、花粉症の方はなりやすい様です。
・寝不足の時。結構あります。
・国内の福岡便や那覇便、海外フライトなどの長距離移動のときは高い高度を飛びますので、そういう時に出やすいですね。
耳のつまり(耳へ閉塞感)には五苓散
私はツムラの五苓散(ごれいさん)を持ち歩いています。
五苓散(ごれいさん)を飲めばスッと治ります。五苓散は漢方薬なので副作用の心配も薄く(殆ど無く)安心ですし、とても役に立ちます。私の出張アイテムの一つです。
スポンサーリンク
五苓散をのむタイミングはいつか?
長距離フライトや調子が悪いときは、実際に飛ぶ1時間前くらいには飲みます。ですので羽田や成田出発のときは、搭乗の30分くらい前に飲みます。
また、途中で症状が発生した時は、その瞬間に飲みます。この場合でも暫くすると症状が消えてなくなります。
6時間以上の長時間フライトの時は降下が始まる「直前」に飲んでおきます。
飲む量はどれくらいか?
一つ(一包)で問題なく効果があります。ただ、不安な方は二つ飲んでも構わないと思います。漢方薬ですしね。でも漢方薬ですので苦い薬が苦手な方はジュースで流し込むと良いかもしれません。
五苓散が無いときは、飴が効果があります。
五苓散を準備し忘れたときや、切らしてしまった時は、飴を舐め続けると効果があります。
飴はCAさんに言うと貰えますよ。
私は乾燥対策も兼ねて「のど飴」を持っていくようにしています。のど飴だと「スッと」するので、なめ続けても苦では無いですしね。
長時間フライト(6時間以上)は「五苓散」と「のど飴」の組合せで万全体制。
ロサンゼルス便やポートランド便、サンフランシスコ便に搭乗する際は「五苓散」+「のど飴」が最強ですね。この組み合わせだと、もう耳の閉塞感や詰まりは怖くないですね。
あと機内は乾燥します。途中で風邪を引かない為にも「のど飴」は良く舐めるようにしています。
耳抜きは効果があるのか?
フライト中の耳の閉塞感や詰まりの対策について検索すると、耳抜き(バルサルバ法)での解決法をよく見ますが、効果があった方はいるのでしょうか?
少なくとも私は耳抜き(バルサルバ法)では一度も解決したことはありません。苦しいだけでした。。。
耳栓は効果があるのか?
フライト中の耳の閉塞感・詰まり対策用の「耳栓」というのが結構高い値段で売られています。
私も買ったことがあって試したのですが、効果はなく、閉塞感の症状が発生してしまいました。恐らく耳の形状によって、効果がある人と無い人がいるのだと思います。
金額も安くないので、かなり残念でした。もし購入を検討されている方は「耳栓」ではなく「五苓散」を購入されることを私はお勧めします。
「五苓散」は最強の旅アイテム・出張アイテム。
「五苓散」は色々な体調の不調に効果があります。
・二日酔い、車酔い、船酔い
・めまい、頭痛
・下痢、悪心・嘔吐(吐き気)
これら症状に効果があります。
旅や出張では、アルコールは付き物ですよね。しかも移動が続いたりします。こういう時に「五苓散」があると本当に助かります。
みなさんも、是非お試しください。
きっと役に立ちますよ。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。