昨日はARについて話しました。
本日はもう一度VRについて話してみます。
今回はARと比較した違いを見ていきます。
VRとは仮想のもの。
平たく言うと現実ではないのですね。
ARは現実をベースとした付帯情報であるのに対して、VRは現実とは異なるのです。
VRは想像と擬似が基本
VRはシュミレーションの面もあるという説明をしました。
現実では無いけれど、もしこういう条件の場合はどーなるのかなっ?っていうものや
もしも自分が運転手ならどんな体験が出来るのかなっ?っていうものがVRです。
VRエンターテイメントの醍醐味は錯覚
VRは現実ではないのです。なので非現実なんですね。この非現実をどれだけ体験できるか?が醍醐味となってきます。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の登場により一気にエンターテイメント分野に浸透していこうとするVRですが、高精細のグラフィカル処理が出来る高性能パソコンと高精細ディスプレイを組み合わせ、あたかもそのグラフィックが演出する世界に自分がいるかのように錯覚します。あまりに綺麗な画像と視界全てに広がる映像が、脳をだまします。
しかし、未だ完璧ではありません。視覚と聴覚から来る情報は錯覚できるくらいの精度であったとしても、体の動きや触覚、匂いによる情報が不足しています。これらの情報が完全にそろってくるとVRの本領が発揮されるでしょう。
いまはまだ技術が未熟な状況なのです。人間の脳というのは繊細でデリケートなんですね。
少しでも、自分の経験・記憶と異なると、拒否反応を示します。
ですので、視覚・聴覚はだませても、触覚や体の動きをだますことが出来ないと脳が、今までの経験・記録と違うと感じ拒否反応を示すのです。これが所謂VR酔いというものです。
進化する錯覚させる技術
VRの真髄である錯覚。それを完璧にする為に日々技術が進化しています。
いま人類が抑えようとしているのは、嗅覚と触覚です。
いま映像は8K技術も登場し、もう人間の目には違いが判らないんじゃないか?という位まで技術が進化しています。ただ、嗅覚と触覚はまだまだ追いついていません。
しかし、触覚という面は結構怖い技術でもあります。単純に風を当てる程度ならいいのですが
痛い、かゆいなどを表現しようとすると筋肉に対して電気信号を送るという方法を取っていくことになります。実際にそういう研究がされています。
この点については、また今後お話したいと思います。
技術の進歩は速いですね。しかし、反面怖いものでもあります。
そういう研究の場の近いところにいると、純粋に新しいテクノロジーの開発に打ち込んでいる人と、それを活用しようとする人の両面を見ます。その技術がどのように応用されるかという点が一番重要なのですが、そこに目が行かなかったりするのです。
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